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お知らせ一覧はコチラ2023年06月23日
海外出張とパスポート
コロナ禍でパスポートが失効してしまっていたという方も多いと思います。
プライベートではなく、
海外出張の為にやむなくパスポートを取得しなければならないというケース
そんな時、パスポートの取得費用は誰が負担するのか?という問題が出てきます。
業務上必要なものではあるものの、パスポートはあくまで個人に交付されるものであるので、扱いが難しい部分でもあります。
海外出張(海外渡航費)については、国税庁より通達が出されております。
No.5388 海外渡航費の取扱い
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/hojin/5388.htm
その中で、
「法人がその役員または使用人の海外渡航に際して支給する旅費(仕度金を含みます。以下同じ。)は、その海外渡航がその法人の業務の遂行上必要なものであり、かつ、その渡航のため通常必要と認められる部分の金額に限り、旅費としての法人の経理が認められています。」
とあり、パスポートに限らず、海外出張に際しての準備にかかる費用(仕度金)は、法人で負担することが可能です。
パスポートを既に持っている人、これから取得する人の間で不公平感がないように、あらかじめ旅費規程を作成し、一律の金額で仕度金を支給するケースが一般的なようです。
海外渡航費については、業務上必要と認められるか否かで、経費計上の可否が変わってきますので、注意が必要です。