経理の役割
会社経営とは、営業に真剣に取り組み、数をこなせば業績はよくなる、というような単純なものではないことはご存知だと思います。
経営者は常に、営業からの収入である売上と経理部門から弾き出される自社の支出を把握し、バランスよくお金の流れをコントロールしながら、経営方針の策定や業務フローの改善を考えていかなくてはなりません。
しかし、中小企業の多忙な経営者が、会計・経理の知識を付け理解していくのは、全く現実的ではありません。
現実として、経営者は自社の経理部門・経理担当者によってまとめられた数字を信頼するしかないのです。
そして、実際にはこんな悩みをお持ちではありませんか?
- 月末の数字がなかなか出てこない
- 経理担当者しか詳細を分からない
- 誤りがあってもわからない
- 経営数値について相談できる社員がいない
- 資金繰りが見えず、コスト削減も上手く進まない
- 優秀な経理担当者がいるが、それ以外の人に経理を任せられない
- 税金を払ってるかもしれないが、それもわからない
これらの中から一つでもあてはまる項目のあった経営者の方は、今一度自社における経理業務・部門の見直しをすべきではないでしょうか?
今は大丈夫とお考えの方も、今の経理体制は一生続いていくものですか?従業員の急な退職への備えはできていますか?一部の経理担当者に、頼りすぎのシステムになっていませんか?
経理代行を使うことで、経理に強い安定感ができ、そのうえ経理部門のコストダウンができるとしたら、、、苦しい時代を乗り切る味方になることは、間違いありません。
経理業務から得られる利点
1)経営状態を把握できる
毎月しっかり経営状況の数字をまとめることで、経営の状態がわかります。
現時点での収益状況がわかるので、納税の対策はもちろん、投資や経費を使うタイミングが掴みやすくなります。
決算間近になって、思ったより黒字が出ることが分かった、という様な経験はありませんか?
また、売掛金・買掛金などの管理も簡単で、回収漏れなどのチェックもしやすくなり、資金繰りの面でもしっかりと管理できるようになります。
2) 金融機関からの借入れがしやすくなる
正確な財務諸表が用意されていると、銀行や信用調査会社の評価も高くなります。
例えば、四半期ごとにしっかりと経営状態の報告がメインバンクできていると、銀行側もその場の経営状態だけでなく、あなたの会社の全体像を見てくれることになります。
特に最近の銀行の融資の方法は「スコアリング方式」に変わってきています。
つまり、経営状態を「正しい数字」で出せるかという点が企業評価のポイントになってきているのです。
今までのような「付き合い」や「経営者の人柄」だけでは金融機関は融資の意思決定はできなくなってきています。
つまり、「いつでも」「すぐに」正確な会計情報を出せるようにすることが、自分の会社を安定的に発展させる重要な要素になってくるのです。